畜産技術者【1/1】|スキルと市場価値UPに役立つ情報ポータルサイト「キャリア@PRO人(プロジン)」  

畜産技術者【1/1】

2013年8月23日 11:13農業・漁業系

どんな職業か

畜産技術者の仕事は、畜産草地研究所など独立行政法人、国公立の試験研究機関や飼料・食品・製薬会社などの研究所、家畜改良センターや地域農業改良普及センターなどで、育種繁殖、飼養技術、牧草・飼料作物の生産技術や畜産物生産技術を実験、開発したり、新しい技術や経営方法を畜産家に対して指導、普及することである。現在、わが国で畜産といっているのは、牛・馬・豚・緬羊・山羊などの家畜、鶏・あひる・ほろほろ鳥・七面鳥などの家きん、ミンクやきつねなどの毛皮動物、ねずみやモルモットなどの実験動物、蜜蜂の飼育、牧草や飼料用作物の生産・利用、牛乳・肉・卵などの加工と利用などであるが、畜産技術者はこれらの全てに通じているのはなく、それぞれ自分の専門とする対象や分野が決まっている。例えば、畜産草地研究所での仕事は研究職と飼育担当職に大別されている。研究職は良質の牛乳や食肉、卵を効率よく生産する方法や繁殖法などについて研究し、飼育担当職は研究者の実験が円滑に進むよう、専ら試験用動物の世話をする。他方、畜産農家に対して直接技術援助を行う畜産技術者には、農業改良普及事業に従事する普及指導員(専門技術員や農業改良普及員)、農業協同組合職員の技術者や畜産技術士などがいる。また民間企業には、乳業などの食品メーカー、飼料メーカー、製薬会社、商社などの技術社員として、自社商品の販売とアフターケアのために、畜産家の技術援助をする人たちがいる。最近では、バイオテクノロジーの進展に伴い、畜産技術も急速に高度化している。


 

就くには

独立行政法人や都道府県の試験研究機関や地域農業改良普及センター職員になるには、専門課程をもつ学校を出て、国や都道府県職員の資格試験と採用試験に合格し、公務員になることが必要である。農業改良普及職員になるには「農業改良助長法施行令」による資格試験に合格しなければならない。普及指導員の資格試験の受験には、大学卒業後4年(大学院修了後2年、短大卒後6年、高校卒後10年)以上の国、都道府県、農協等における試験研究、教育、普及指導の実務経験が必要となっている。畜産技術者のうち、資格を取って自立、あるいは就職できる仕事としては、「家畜人工授精師」、ふ化したばかりのひよこの雌雄を鑑別する「初生ヒナ鑑別師」、「畜産技術士」、「装蹄(てい)師・牛削蹄師」などがある。

労働条件の特徴

畜産技術者の労働条件は、独立行政法人や都道府県の試験研究機関などで勤務する場合は、一般の公務員と同じになる。農業協同組合や乳業、食肉、飼料関係のメーカーに勤務する場合、あるいは家畜人工授精師などの資格を取って個人で開業する場合などは、就業形態と勤務場所が多種多様で、給与や労働時間などについての統計は現在のところない。動物の飼育を直接行う場合には、毎日動物とともに生活しなければならない。毎日動物と接する必要があるので、動物好きで心身ともに健康であることが重要な特質として求められる。動物にじかに接して行う仕事は、作業そのものは機械化されて最近は楽になっているが、動物の健康状態の観察を常に行って、異常の際はすぐ対応しなければならない。乳牛などの搾乳作業を担当すると、1日2回、12時間おきに乳をしぼるため、深夜や早朝に作業を行うこともある。また、牛や馬、豚の分娩は時間が決まっていないので、深夜や夜明けに看護することもある。また、動物の飼育場所には冷暖房設備がなく、冬の早朝など厳しい自然環境の下で作業しなければならない。さらに、地域住民との調和を図りつつ、糞尿処理などの環境整備を適切に行う必要もある。

参考情報

関連資格 家畜人工授精師 初生ヒナ鑑別師 装蹄師・牛削蹄師

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