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建築ブロック工【1/1】

2013年9月 5日 16:55技師・工員

どんな職業か

空洞コンクリートブロックをモルタルと鉄筋を使って積み上げ、壁やへいなどを造る。ブロック工事は、建築工事の中では大きな道具を使わない方である。取り扱う材料も比較的小型なので小回りがきき、作業場所の移動もあまり苦にならない部類に入る。作業はまず、必要な量の空洞コンクリートブロック、砂、セメント、鉄筋などを所定の場所まで運ぶ。次に、ブロック積上げの所定の位置を明示する線(墨)を確認し、セメントと砂を水で適当な硬さに練り合わせてモルタルをつくり、こてやこて板を使ってコンクリート土台に塗り、高さの調整などを行う。そして所定の長さに切断した鉄筋をベースから突出している鉄筋に継ぎ足し、ブロックを順次モルタルの上に置きながら、最下段から一段ずつ積む。積み上げに当たっては、あらかじめ決められた割付けに従って糸の先に逆円錐形のおもりを垂らした水糸を張り、それに沿ってブロックを一つ一つ垂直になるよう順次上方に積み上げて行く。ブロック積みが終わるとモルタルの乾燥を待ち、ブロックを水洗いして汚れを落として仕上げる。仕上げには、ブロックの仕上げそのものを見せる「化粧積み」と、ブロックの上にモルタル塗りなどを施す「塗下積み」があり、前者の場合には目地をモルタルで美しく仕上げる「目地ごしらえ」という工程が加わる。


 

就くには

入職にあたって、資格や経験などは特に必要とされない。中学または高校卒業後すぐにブロック工事会社に就職し、見習いの仕事から始めて徐々に仕事を覚えていくのが一般的である。公共職業訓練校で養成訓練を受けてから入職する方法もある。ブロック工は技能が重視される仕事であり、比較的少人数で行う工事なので、技能を身につければ早期に独立することも可能である。ブロック工を始めてから3年くらいで独立する人もかなりいる。ほとんどが手仕事で、細かく神経を配る必要があり、またある程度の重量物を連続して持ち運びできる体力も要求される。関連する資格として、厚生労働省が実施する技能検定の「ブロック建築技能士」がある。

労働条件の特徴

ブロック工事の事業者は中小企業が多く、自営業主や家族従業員が多いのが特徴である。働く場所はブロック工事のある建築現場で、ビル工事を中心に、共同住宅、一戸建住宅、店舗、倉庫、工場など各種の建築工事が含まれる。賃金は施工した仕事量に応じて支払われる出来高制が多く、所得は各人の技能によって大きく異なってくる。このため、能率を上げて仕事をすれば時間的なゆとりもできる。労働時間については、建設業の他の職種と同様に、午前8時始業で午後5時終業といったケースが最も多いが、現場の立地条件や作業環境、工程、他の職種との兼ね合いなどのため、必ずしも一定しない。日曜日や祝日は原則として休日であるが、工事の都合で作業をしなければならない場合もある。作業は屋内作業が中心となるが、屋外での作業もかなりある。他人との共同作業が多いが、一人だけで行う小規模なブロック工事もある。最近では、コンクリートブロックを工場であらかじめユニットに組み立ててしまい、現場ではユニットの据え付けだけを行う省力化工法も開発されている。その場合、建築ブロック工は工場で作業を行うこととなる。

参考情報

関連団体 社団法人 日本建築ブロック・エクステリア工事業協会
http://www.jabec.org
社団法人 全国建築コンクリートブロック工業会
http://www.jcba-jp.com
関連資格 ブロック建築技能士 建築コンクリートブロック工事士

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