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小学校教員【1/1】

2013年9月 5日 13:33講師・教師系

どんな職業か

大人になるための基礎的な学力、体力、そして人格が形成される場である小学校で、一つの学級の担任として、国語、社会、算数、理科、生活、音楽、図画工作、家庭、体育、道徳、特別活動、新設された総合的な学習の時間まですべてを教える。各学科の教育や指導をよりよいものとするために、児童の成長を考えた年間計画を立て、時間ごとに具体的な教育・指導計画を作成し、教材や教具の準備をする。学習指導のほかに、児童の健康観察、出欠席の調査、教育環境の整備といった学級経営や、しつけなど日常生活の指導、遠足など学校行事の指導、PTAや地域社会への協力活動なども重要な仕事である。また、学校の運営組織(校務分掌)である教務部、学習指導部、生徒指導部などに所属し、それに関係する仕事も担当する。そのほか、給食、清掃、性教育、宿泊に関する指導などもある。このように児童の学習や学校生活全般に関わるたくさんの仕事があるが、ほかの教員と協力しながら、児童たちひとり一人が豊かな心を持ち、健やかに成長するように、心を配りながら仕事にあたる。なお、音楽などの専科教員が配置されている場合もあり、また、約半数の学校に配置されている養護教諭は、学校の救急看護、集団の健康管理、保健指導などに当たり、日常は保健室が勤務場所となっている。


 

就くには

小学校教諭免許状を取得し、さらに都道府県や政令指定都市の教育委員会が実施する教員採用試験もしくは私立学校の教員採用試験に合格する必要がある。小学校教諭免許状は、文部科学大臣が認定した大学院、大学、短大で取得する。採用試験は、第一次試験では主として筆記と実技、第二次試験では面接が行われる。合格すると候補者名簿に登録され、その中からその年度の必要教員数に応じて採用される。また、出産・育児・病気などによる休暇の教員の代替として臨時に採用される場合もあるが、この場合も免許状所有者が対象となり、任用期間は休暇を取った教諭の休暇期間以内である。小学校教員に求められる資質としては、小学校教育全体への理解、それぞれの教科への専門的な知識や技能、生徒に対する愛情、指導への熱意などがあげられる。採用後も、定期的に行われる研修に参加して、知識や指導技術の向上に努めることが重要である。教頭、校長に昇任していくためには、選考試験を受けることが必要である。また、都道府県・市町村教育委員会の指導主事や管理主事などになる道も開かれているが、この場合も選考試験に合格する必要がある。

労働条件の特徴

小学校には、国立、公立、私立があり、国立なら国家公務員、公立なら地方公務員となる。小学校のうち99%が公立である。山間部やへき地、離島に勤務したり、海外の日本人学校で教育にあたる場合もあるほか、障害のある子どものための特別支援学級を担当する教員もいる。学校基本調査(平成15年)によると、小学校教員の就業者数は約41万4千人となっており、男女比は約4対6で、女性の方が多くなっている。土曜と日曜、祝日は休みであり、また、夏休み、冬休み、春休みは授業を行わないが、教員にとっての休暇ではなく、多くの場合、校内・校外で実施される研修に参加したり、自宅で研修することになる。小学校の教員は、他の教員に比べて立って行う活動が多いのが特徴である。様々な教科を一人で担当するため、活動内容が多彩であり、オルガンをひいたり、児童と運動をしたり、器具を運搬する作業などもある。児童数は年々減少してきているが、教員の数は1学級当たりの児童の削減のため(40人から30人以下になってきている)、横ばいの傾向にある。しかし、教員の希望者が多いため、採用試験は高倍率となっている。

参考情報

関連団体 文部科学省初等中等教育局企画課
http://www.mext.go.jp
関連資格 小学校教諭

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