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食品技術者【1/1】

2013年9月 5日 14:01技師・工員

どんな職業か

原料・材料に何らかの加工処理を加えたいわゆる加工食品の開発や生産、管理などを行う技術者で、化学、工学、微生物学などの知識に基づき、製造する食品の企画、技術指導、検査、作業管理などを担当する。企画担当の食品技術者は、商品化計画および工場生産・運営計画の二つの仕事を担当している。商品化計画では、消費者のニーズを的確に把握し、そのニーズに従って、食品の中身とイメージ、サイズや品質、容量、パッケージ、価格設定などを検討し、商品開発を決定する。工場生産や運営担当の技術者は、工場の設置場所、工場内の機械・設備の配列や作業の流れ、生産能力などを検討し、開発された商品を生産ラインに乗せる。また、機械の設計や改善計画、経営サイドから見た製品のコストバランスなどの検討も行う。技術指導を担当する食品技術者は、商品開発に伴って新しい機械を導入したり、従来の機械を更新、改良した場合に、現場の監督者に対して機械の技術指導をする。また、実際に工場で働く作業員に対し、生産作業要領について技術的な指導をすることもある。検査担当の食品技術者は、品質検査と衛生検査を行う。品質検査では食品の成分組成や色など品質にかかわる理化学的性質を分析機器を使用して検査する。ときには視覚、味覚、嗅覚、触覚など人間の五感を用いて調べる。衛生検査では細菌などの微生物や食品添加物、異物などについて培養試薬や薬品を使って検査する。工場内での作業管理担当の食品技術者は、生産ライン責任者の指導や製造工程全体の流れをチェックし、監督する。


 

就くには

入職にあたって、免許や資格などは特に必要とされない。高卒者の場合は工業高校、水産高校、農業高校など、大卒者の場合は食品化学、栄養化学、生化学、化学工学、応用微生物学、水産学、畜産学などの学科で、食品に関連する専門的な知識を習得していると有利である。最近では、薬学、物理学、化学、生物学などの関連分野を学んだ人の採用も増えている。入社後は、通常3~6カ月間の研修を受け、この期間に工場の生産ラインを見学したり、製造工程や商品開発から販売までの仕組みを習得する。研修終了後、各部門に配属となる。食品化学、栄養学、発酵学、生化学、農学、畜産学、水産学など、個々の専門分野についての知識と共に、食品製造の全体の流れを総合的に把握、分析、評価する能力が必要とされる。商品開発を担当する技術者には、味覚・嗅覚に関する鋭い感覚や、斬新な発想力が求められる。生産ラインの作業員と共同作業を行ったり、技術指導を行うことが多いため、指導力や説得力が求められる。

労働条件の特徴

食品会社に勤務する。食品工場の技術部門や製造部門に所属することが多いが、本社に勤務して食品の試作や検査のときに工場に出向くという場合もある。食品技術者は、食品会社の全従業員の1割くらいで、大企業では開発・技術指導・検査などの各部門に分かれて技術者が配置されているが、中小企業の場合はいくつかの部門を兼ねていたり、製造責任者が食品技術者を兼ねている場合もある。食品会社は消費地に近い大都市圏に多いが、清酒やみそ、しょうゆなどの醸造食品や漬物、水産加工品などの伝統食品を生産する会社は地方にも多い。労働時間は1日8時間が標準であるが、食品の種類によっては夏や冬など、ある特定の時期に生産が集中するものもあり、その時期はかなり忙しく、残業も多くなる。食品は常に新しい商品を開発していくことが求められるが、最近では、おいしさとともに健康志向、安全性志向が高まり、これらに重点を置いた商品企画が重要になっている。

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