水産養殖作業者【1/1】|スキルと市場価値UPに役立つ情報ポータルサイト「キャリア@PRO人(プロジン)」  

水産養殖作業者【1/1】

2013年9月 3日 14:30農業・漁業系

どんな職業か

海や川、湖など一定の水域を専有して、魚類、貝類、海藻類などの水産動植物を人工的に管理し育成する。対象とする生物の種類や、水面で飼育するのか、陸上水槽で飼育するのかなどにより養殖方法が大きく異なり、具体的な作業も様々である。魚類の養殖は、水面では網イケス、陸上ではコンクリート水槽などで行う。毎日の作業は餌を与えることが中心で、イケス網の場合には定期的に網の清掃を行ったり、網を交換したりといった作業があるほか、台風や赤潮の時にはイケスごと安全な場所に避難させたり、イケスを沈下させなければならない。陸上水槽の場合は、底面に堆積する糞や残餌などを定期的に除去する。また、人工的に受精させた稚魚を用いる場合には、親魚を養成し、産卵・受精させたふ化仔魚に水槽で培養したプランクトンなどを与えて、ある程度の大きさの稚魚まで育てる(種苗生産)。貝類は、カゴに入れたりロープに付着させ、水中につるして養殖する。付着生物を清掃したり、成長に応じて目の大きいカゴに移し替えたり、飼育密度を調節したりする作業がある。ノリやワカメなどの海藻類は、ロープや網に海藻を着生させて養殖する。生き物を育てる作業なので、その性質をよく知ったうえで、健全に生育するよう水温、水質、プランクトンの発生状況などの環境に常に気を配り、必要に応じて投薬、消毒、清掃などを行う。


 

就くには

入職にあたって、特に資格や学歴は必要とされない。基本的な知識や技術は、水産関係の高校や大学で習得することが可能であるが、専門的な技術や勘は現場での経験によって身につける必要がある。養殖場は郊外や中山間地、沿岸漁業地域など特定の地域に立地しており、経営体の規模も一般的に小さいため、入職経路は縁故によることが多い。魚類や真珠養殖業で会社経営を行っている大規模な養殖場では、従業員として一般から募集する場合もある。入職後は、多くの場合、特別な教育訓練などは受けずに先輩や上級者の指導を受けながら作業を行い、経験と訓練を積むに従って自らの判断で仕事をするようになる。生物学的知識などについては、自らの力で学ぶ姿勢も要求される。生き物に対する愛着や興味、悪天候下などの厳しい環境条件でも作業ができる体力と精神力が要求される。

労働条件の特徴

家族労働による個人経営の養殖場が中心であるが、ブリ類やマダイ、真珠養殖などの大規模な養殖場では会社組織もある。毎日のように餌をやったり、魚の状況を観察する必要がある魚類養殖や、ひんぱんな手入れが必要な真珠養殖を除くと、養殖以外の漁業との兼業がほとんどである。養殖する生物の種類によって特定の地域に産地が形成されており、海産魚類や真珠養殖は西日本、ホタテガイ養殖は北海道と青森、カキ養殖は宮城と広島、ウナギ養殖は静岡、愛知、鹿児島などに集中している。養殖場は広い敷地や良好な飼育水を必要とするため、沿岸漁業地域や郊外などに多くある。労働時間は、収穫時や出荷時には長くなる一方、作業の少ない時期もあり、網やイケスの修理を行ったりする。生物の飼育作業が主体なので、病害発生時や台風による天候の急変などの緊急時には、24時間体制での対応が必要となる。屋外の作業がほとんどで、特に海面養殖の場合は海上作業が中心となる。生育の良否が育成環境に左右されやすいこと、年ごとの需給バランスの変化によって生産物価格が変動しやすいことから、年によって経営体収入の変動がある。

参考情報

関連団体 水産庁増殖推進部栽培養殖課
http://www.jfa.maff.go.jp/
全国漁業協同組合連合会
http://www.zengyoren.or.jp
社団法人 全国海水養魚協会
http://www.yoshoku.or.jp/
全国海苔貝類漁業協同組合連合会
http://www.zennori.or.jp/
関連資格 小型船舶操縦士

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