社内政治に負けない。ビジネスの荒波を乗り越えるための3つの方法 - 第1回【1/2】
2013年6月20日 20:03社内政治のススメ

大なり小なり、企業や組織に所属する以上、「社内政治」は避けて通れない問題。
すべからく、いわゆる「出世」をするビジネスパーソンは社内政治がうまく、上層部も同僚も上手に扱う人間であることが多い。
反対に、スキルや実務能力が高くても、その部分における力不足で閑職に追いやられることも往々にしてあるものだ。
本稿では3回に分けて、そんな社内政治をうまく乗り切り、ビジネスパーソンとして成功するための3つの方法について、当編集部独自の視点からご紹介していく。
汚い手を使う相手に立ち向かいながらも、自分の誠実さを守る方法とは?
卑劣な手段を使う
相手をいかにいなすか
理想の職場環境として思い描くとすれば、全員が一致団結し、腹の探り合いもなく、上も下もフラットに同じ目的に邁進する。と、そんな環境ではないだろうか。
しかし、悲しいかなそのような環境が実現することは極めて稀である。むしろ、そのような状況を理想として描いてしまうと、立ち回りの上手な人間の「汚い手」に翻弄されてしまう恐れがある。
実際の職場では、さまざまな政治的な動き、嘘、悪意、嫉妬からの妨害などがはびこることが多い。
さまざまな価値観を持った人間の集まりである以上、それはしかたのないことだろう。
しかし、そういった部分をうまく回避していかなければ、結果疲弊し、荒んでいくことも多い。大切なのはそれらと「どううまく付き合っていくか」であるだろう。
もちろん、誰もが最初から、そういったいわゆる「汚い手」を好んで使いたがっているわけではない。
さまざまな条件が重なると、そのような状況を生み出してしまうことが多いのだ。
例としてあげるのなら、以下のような要素だろうか。
・自分の欲求が叶えられ、他者を操作できる状況になったとき
・意図的に誤った情報が伝わってきた、または後からそれに気づいたとき
・自分が「誠実だ」と信じた行動が逆の結果を生んだとき
・組織内で勝ち組と負け組が明確になったとき
・自分にとって利益となる行動欲求が、組織的利益の享受よりも勝ったとき
・加害者が自分の行動を「正当だ」と考えているとき
一度このスパイラルに陥ると、自力で抜け出すのは非常に難しい。
そんな時は、まずは今、自分が置かれている状況、そしてその原因を冷静に見つめなおすことが重要となる。
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