社内政治に負けない。ビジネスの荒波を乗り越えるための3つの方法 - 第2回【1/2】
2013年7月 2日 19:32社内政治のススメ
どのようなビジネスにおいても「情報」は最大の財産であり、また武器である。
種類の如何はあれど、情報が重要であることは違いのない部分ではないだろうか。
今回は、その重要な情報を社内政治のしがらみから意図的に隠されてしまった場合と、情報発信手段を悪用されたときの対策を考察する。
2013年7月 2日 19:32社内政治のススメ
どのようなビジネスにおいても「情報」は最大の財産であり、また武器である。
種類の如何はあれど、情報が重要であることは違いのない部分ではないだろうか。
今回は、その重要な情報を社内政治のしがらみから意図的に隠されてしまった場合と、情報発信手段を悪用されたときの対策を考察する。
直接的な情報隠しはわかりやすく、さほどの心配は必要ない。
例えばあるべき書類がなかったり、メールの宛先から外されていたりすれば、直接仕事に影響が出るためすぐに気づくだろう。
このとき注意すべきは、意図的に趣旨をぼかされてしまった情報である。
ぼかされた情報とは、例として以下のようなものだ。
・重要なクライアントリストの社名に一部欠け、抜けがある。
・当該人物のメールアドレスが別の人物のもの。
・約束の時間のお知らせが1時間遅い。......など。
文章にすれば、いずれも小さなものである。そして、一見意図的なのか、ただのミスなのか判断しづらい。
悪意をもって情報を「ぼかす」狡猾な人物は、このようにすぐに見抜かれず、かつジワジワと効いてくる情報隠しをすることがある。
一つひとつは小さいが、これが積み重なっていくと非常に恐ろしく、根本的な信頼を失うことすらあるのだ。
このような手段に対策を講じるには、どうしたらよいだろうか。
まず、お知らせや伝言など、社内のビジネスライバルから、普段になく親切で情報豊富な連絡が来たら要注意だ。
そっけないメールや、もともと不足気味の情報の中にぼかし要素を入れるのは難しい。
木は森の中ではないが、豊富な情報の中にこそ、情報は隠しやすい。
いつになく情報豊富な連絡が来た際には、その真偽への注意を払ってみるのがよいだろう。
そして、さりげない不備を見つけたら必ず確認をする注意深さが肝心である。