父親の会社を引き継いだ、若き二代目社長。難しい舵取りを迫られる中で、胸中に宿る思いとは。 -株式会社フェーズワン 代表取締役社長 植竹 駿【1/1】|スキルと市場価値UPに役立つ情報ポータルサイト「キャリア@PRO人(プロジン)」  

父親の会社を引き継いだ、若き二代目社長。難しい舵取りを迫られる中で、胸中に宿る思いとは。 -株式会社フェーズワン 代表取締役社長 植竹 駿【1/1】

2013年8月23日 15:27企業インタビュー社長になる方法論

株式会社フェーズワン

父親の会社を、息子が引き継ぐ。中小企業では、特に珍しくもない話である。だが既存の社員たちにとっては、内心穏やかではいられない場合も多い。特に先代社長の時代に叩き上げでのし上がってきた社員からすれば、ポッと出の人間に何ができると面白くない気分になってしまうのも、それはそれでサラリーマンの性だと言える。

今回取材したのは、28歳の若さにして父親が築き上げてきた会社を引き継ぐことを決心した、株式会社フェーズワン代表取締役社長・植竹氏。二代目社長という事情を背負いながら、新たなリーダーとして会社の舵取りを行っていく植竹社長に、その胸中を伺ってみた。


 

5歳の頃から、社長になりたいと思っていた。

株式会社フェーズワン 代表取締役社長 植竹 駿

編集部:どうして実父の経営する会社を継ごうと決めたのですか?
植竹社長:フェーズワンは1990年の設立で、23年の歴史を持つ会社です。私は現在29歳なので、物心が付いた時にはすでにフェーズワンはあり、父は社長をしていました。父からは日常的に、理想の会社像についての話を聞かされていましたし、そんな父親の姿を見て、自分も社長になりたいと思うようになるのは自然なことでしたね。もちろん経営者には大変な苦労が付きまとうのは分かります。でも家では決して弱音を吐かない父の姿に、自分でもやれるんじゃないかという気持ちが芽生えたんだと思います。

もちろん最初からフェーズワンを継ぐことを考えていたわけではありません。本気で経営者を目指そうと大学へ進学し、アメリカのウエスタンワシントン大学へも留学して経営や経済を学ぶうちに、自分の理想とする企業像の原点は、フェーズワンにあったんだなと気づいたんですね。それから日本総合研究所で4年間の社会人経験を経て、2012年10月にフェーズワンの社長に就任しました。

編集部:つまり前社長と植竹社長の経営理念には共通しているところが多いと?
植竹社長:そう思います。会長(=前社長)がこれまでに築き上げてきたフェーズワンの文化は、社員が成長することで会社が成長していくような、ハートで結ばれたモラルの高いコミュニティを目指すことにあります。それを今度は社員と年齢の近い私が、どういった形で根付かせ、花開かせていくか。それが私に求められるミッションです。

会社の歴史が長くなり、新しい社員がどんどん増えてくると、企業理念というものはどうしても浸透度合いが薄れてしまいます。いくら経営層が声高に「私たちは、ハートで結ばれたモラルの高いコミュニティを目指すんですよ」と叫んでも、具体的に何を意味しているのかピンとこない社員が多くなっては何の意味も成しません。だからこそ私が、私なりの言葉ややり方で、理念を形にしていかなければいけません。

社長就任10ヶ月。手ごたえを感じています。

編集部:植竹社長なりのやり方で、形になった新しい取り組みはすでにあるのですか?
植竹社長:会社の理念や思いを、コーポレートブランドという形で社内外に発信するようにしました。主にお客様に向けた対外的なメッセージとしては、「フェーズワンはあなたの会社の未来創造人でありたい。」というブランドメッセージを掲げています。会長も申していますが、私たちはお金儲けの上手な会社になりたいわけではありません。ITを通じて社会に貢献するような"偉い会社"を目指しているので、そういった顧客志向を明確に表すブランドコンセプトを打ち立てました。

一方で社員への啓蒙や人材採用におけるメッセージとしては、「気概人になろう。」というブランドメッセージを掲げ、困難にくじけない強い意志と気性を持った人材集団になることを宣言しています。

これらのメッセージや行動指針を盛り込んだホームページや広報物を新たに作り、社内外に配布することによって、企業理念の明確化と共有化を行っています。

また事業の面では、スマートフォン向け開発を新たな柱として打ち立て、取り組みを強化しています。他の事業で集積したWebアプリケーションの開発やWebインテグレーションのノウハウをもとに、最新テクノロジーの分野でも成果をあげていきたいです。

株式会社フェーズワン 自ら若い社員と関わり、
オープンな社風作りを行う植竹社長

編集部:そういったこれまでの取り組みに対して、社内はどのような反応を見せていますか?
植竹社長:私は社員全員が意見を言いやすくなる環境を目指しているので、相談しやすくなったという声は聞こえてきますね。私自身にとっても、現場の声は経営方針を決めるうえで非常に重要なものだと捉えていますし、何か重要な決定をする時にも、経験の宝庫である取締役陣がサポートしてくれます。みんなで会社を作り上げていきたいという思いはとても強いです。

編集部:でもそれだと、リーダーシップの面で物足りないと思われないですかね?
植竹社長:みんなと相談して物事を判断していますが、最終的に決定するのは私自身です。その時に大事なのは、ブレないということだと思います。この結論は、みんなを幸せにできるだろうか?社員が成長することで会社が成長するというサイクルが描けるだろうか?これをブラさずに判断していけば、社員はおのずと付いてきてくれるのではないかと。それが私なりのリーダーシップです。

社長に就任してから10ヶ月。まだまだやらなければいけないことはたくさんありますが、社員が一枚岩となって進んでくれているのは感じていますね。

<取材・執筆・編集:キャリア@PRO人編集部>

株式会社フェーズワンの求人情報

IT系技術職および営業職7ポジション同時募集

  • 1

この記事に関連するその他の記事


特別編集企画 新着情報!一覧を見る

IT業界を目指す人の転職・求人サイト 転職 求人@PRO人(プロジン)

今すぐ会員登録
未経験からハイエンドまで、幅広くキャリアアップを支援!

キャリア@メールマガジン登録

[特別編集企画 - 記事ランキング]− 06月度

  • まだランキングはありません
ITスクール システムアーキテクチュアナレッジ
IT業界を目指す人の転職・求人サイト 転職 求人@PRO人(プロジン)

ページトップへ戻る