28歳で部長まで出世した、40代IT企業女性役員が語る「どうすれば女性は出世できるのか」【1/3】
2013年6月20日 20:05オンナの出世道

女性が社会に進出し、これまで珍しかった、さまざまなビジネスシーンに女性の姿があるのは、既に普通のことになっている。
しかしながら、まだまだ女性が社会で「出世」していくには数多くのハードルがあることは確かだろう。
では、女性が社会で活躍していくために必要なこととは、どのようなポイントだろうか。
当編集部と関係の深く、新卒入社の企業で20代で部長にまで駆け上がり、40代の現在では某IT企業の役員を務める女性、Aさんにその秘訣を聞いた。
女性の出世の障害になっているもの、とは?
女性の"出世"とは?
Aさん:「女性が出世を目指すとき、無意識に妨げになっているのではないかと思っているものがあります。
女って「みんなから好かれたい」という気持ちがとても強いんです。というより「嫌われたらいけない」という方が正確かな?
編集部:というと?
Aさん:「女性は子供の頃から、周囲に馴染むよう、溶けこむように教育されることが多いように思います。
男性と女性の遊びの違いからも、わかりやすいですね。「おままごと」とか(笑)。
男の子にとって、遊びは勝ち負けが普通。ゲームでもそうですね。でも、「おままごと」に勝ち負けはない。
争わずに関係を作っていくロールプレイをしているのかも」
編集部:争わないことが普通になっているから、ビジネスでの競争に男性のように馴染めないと。
Aさん:「そう。もちろん、スポーツとか生来の気質とかで勝負好きの人はいますよ?私とか(笑)。
でも、そうでない人が多いように思います。それは、ビジネスの世界ではやっぱり足を引っ張ることがある。
逆に女性はホスピタリティがあるので、「人に好かれる」仕事が出来る人は多いです。でも、ビジネスの成果って好かれたから出るわけじゃない」
編集部:たしかに。結果相手を蹴落とすことになっても、成果を出すことが最優先の時もあります。
Aさん:「その感覚がなかなか持てない女性が多い。それに、男性もそういう仕事の仕方を求めていませんしね」
編集部:それは人によるかと......(苦笑)。
Aさん:「かくいう私も、"みんなに好かれたい"という気持ちはとても強かった。私の若いころはあまり女性総合職も多くありませんでした。
そんな中で、認められる仕事をすること、みんなから好かれること。そのどちらも両立するようにしていました。
でも、そんな仕事の仕方は長くは持たなかった......」
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