被害!!それとも自意識過剰?セクハラの線引きはどこからなの?【1/2】
2013年6月25日 21:55セクハラ対策記

働く女性にとって、「セクシャル・ハラスメント(sexual harassment)」は、大小あれど誰もが直面する重要な問題である。
男女均等が叫ばれている昨今だが、まだまだ男性社会である側面も拭い切れないビジネスシーンで女性がよりいっそう活躍していくためには、男女共に真剣に考えなければならない問題だ。
しかしながら、とかく主観的な要素を含むため、どこからが「セクハラ」なのか、あるいはそうでないのかの線引きが難しい部分がある。
本稿ではそんな繊細な問題に切り込んでみようと思う。
嫌いな人なら、何をやってもセクハラ。存在していること自体がセクハラ!という意見も......
なんでもかんでも
セクハラは通らない?
セクハラに対して、特に注意をしなければならないのはやはり男性サイド。
立場的に優位にある上司・先輩はより気配りが必要だ。特に不用意に身体に触れるなどは避けるべきである。
とはいえ、女性サイドもあまりに過剰に反応すれば、職場での関係性を悪化させる恐れがある。
ただし、女性はこの「関係性の悪化」を恐れて言い出せず、酷い時には鬱を発症したり、出社ができなくなるケースもある。
問題が顕在化した時の被害の大きさを鑑みれば、やはり、女性の立場を優先して問題を捉えるべきだろう。
こういった場合、社内に対策委員会や労働組合などがある場合には相談ができるが、ない場合にはある程度自分で解決に持っていく必要がある。
その際に大切なのが、「不快に感じるライン」を示すことだ。
悪意や下心による故意の場合には論外だが、多くの男性にとっては「それが不快な行為である」と気づかず、コミュニケーションの一貫としていることも多い。
そういった場合にまで過剰に反応すれば、前述の通り関係性の悪化を招くことがあるだろう。
ポイントは、そうなる前に「◯◯という言動は不快である」と上手に伝えることだ。
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