なんだか楽しそうに聞こえる「コンサルタント」という言葉。その仕事の本質とは...?【2/2】
2014年1月28日 18:36コンサルタント
客観的な分析と、数値根拠。そして何よりも根明であること

される局面には苦境が多い。
だから明るさは必須だ
コンサルタントには、気合・根性論は一切必要ない。冷静で客観的、そして何より具体的な分析と指摘が鍵だ。
さらに、顧客を納得させる話術・想いも重要になる。コンサルタントの言葉は、基本的に現場サイドには受け入れられないからだ。
現場にとって、外部から痛いところをついてくるコンサルタントは"敵"のような存在だ。頭ではわかっていても、中々受け入れることはできない。
だから、理屈だけでは動かせない。伝え続けていく想い、情熱が必要なのである。加えて、悲観的な状況も「なんとかなる」という明るさも大切といえるだろう。
コンサルタントといえば、高給職種のイメージ。ではその報酬は?
コンサルティングファームの「年間労働時間」の数え方は、「一日8時間×週5日×年52週」の掛け算で、2080時間と決められている。
これに、パートナー・プリンシパル・マネージャー等々、コンサルタントのステージにあった時給の掛け算が報酬となる。
【コンサルタントの年収レンジ】
25~29歳:約500万円(時給換算:2,400円)
30~34歳:約650万円(時給換算:3,125円)
35~39歳:約740万円(時給換算:3,558円)
一般的な企業に比べると、かなり高額の部類に入るだろう。
しかし、コンサルタントの仕事を続けていくと、プライベートな時間の時も、いつでもクライアントのことを考えるようになっていく。
それらの時間も換算するのだとしたら、決して割の良い仕事とはいえないだろう。
「知」を駆使して、顧客からの信頼を獲得し続けること、そのための努力を厭わず、楽しめる人間。
"コンサルタント"とは、そんな人こそが就くべき仕事であるだろう。
<取材・執筆・編集:キャリア@PRO人編集部>